そんな事を思っていると…



向こうから美鈴とこの頃美鈴と仲が良い隊士の声が聞こえた。




こんな事を考えていた間に美鈴はあんな所まで行ってしまったのか…




いや…そんな事はどうでもいい…美鈴と…隊士の声が聞こえただと?



…おかしい…先程まで美鈴は一人で中庭の掃除を一生懸命可愛くやってたはずだ。




何時から隊士が来たのだろう…




少し気になり、斉藤は美鈴と隊士の元へ近づいた。



何やら少し談話をしているには静かすぎないだろうか。





二人に気づかれない様に様子を伺う…




断じて覗き見している訳では無い。



そう自分に言い聞かせる。




美鈴の背中が見える訳で、隊士の表情しか見えない




酷く…緊張しているような表情をしている…