妖将棋 <十二神獣と朱眼狼>


 生徒会長の祝辞が終わると、二人は拍手で見送った。

 すべての項目が終わり、自分達の教室へと戻る。
 教卓には、新任かと思うくらい若い担任が立っていた。

「おっ。帰ってきたな。早く席座れ~」

 ザワザワと席に着くと、教師は黒板に名前を書き出した。

「このクラスの担任になる、若柳 鋼牙だ。教師になって五年目になる。よろしく頼むな」

 いろいろと説明され、午後からの予定は各部活動が躍起になって一年の教室を訪れるという、毎年恒例の行動。
 この学校は、三日間ほど部活動を決めるための日数をとっている。

 文武両道な遥は、入学前から各部活動のターゲットになっていたらしく…、教室の中は各部活動の部長がわんさか。
 まわりはあっけにとられていた。
 若柳も例外ではない。

 遥は目をパチクリさせ、場を収めるために一言を放った。


「俺を負かした部活にはいります」


 っと…。