遥の短剣は熱風を取り込み、一本の矢へと変わった。
「朱雀の破魔矢をその身に受け 悪しき心を滅せよ!」
力ある言葉を放ちながら矢を打つ。
その矢は多摩の胸へと刺さり、赤い熱風が多摩を覆う。
「あああっ!! 熱い!!熱い!! いやあああああっ!!」
もがき苦しむ多摩を見下ろしながら、遥は苦い顔を見せた。
(ごめんよ多摩さん。これしか君を救う手立てがないんだ)
数秒後、風船が割れるように熱風が弾き割れ、多摩にまとわりついていた邪気を払うことができた。
多摩は力なく道に倒れこんだ。
遥は龍二の隣へと降り立ち、小さく息を吐いた。
「大丈夫か?」
「お前こそ。ボロボロじゃん」
遥に言われて自分の制服を見てみると、そこらかしこが破れていた。
「げっ! 明日学校どーしよ!」
「チューリップのアップリケでも付けてやろうか?」
「幼稚園児か俺はっ!」
中身はほぼそれと変わりないと思ったが、遥はクスクスと笑った。
「朱雀の破魔矢をその身に受け 悪しき心を滅せよ!」
力ある言葉を放ちながら矢を打つ。
その矢は多摩の胸へと刺さり、赤い熱風が多摩を覆う。
「あああっ!! 熱い!!熱い!! いやあああああっ!!」
もがき苦しむ多摩を見下ろしながら、遥は苦い顔を見せた。
(ごめんよ多摩さん。これしか君を救う手立てがないんだ)
数秒後、風船が割れるように熱風が弾き割れ、多摩にまとわりついていた邪気を払うことができた。
多摩は力なく道に倒れこんだ。
遥は龍二の隣へと降り立ち、小さく息を吐いた。
「大丈夫か?」
「お前こそ。ボロボロじゃん」
遥に言われて自分の制服を見てみると、そこらかしこが破れていた。
「げっ! 明日学校どーしよ!」
「チューリップのアップリケでも付けてやろうか?」
「幼稚園児か俺はっ!」
中身はほぼそれと変わりないと思ったが、遥はクスクスと笑った。

