駅前のコンビニ。オープン前なのか、飾りが大量に飾られている。
その中へ入り、店長らしきオネェな人物の元へと行く。
「あらン遥ちゃん。制服姿が萌えよ~ン」
「あ、ありがとうございます…」
何気にニガテなのか、引き攣り笑顔が治らない。
「明日オープンなんだけどねェ、ちょっとアタシ夕方用事ができちゃって一緒にいてあげられないのよゥ」
「むしろいないほうがいい…あ、いや、一人で対応できますよ。店長にみっちり個人授業受けましたから…」
少しげんなりした様子で言うと、店長はクネクネと動きながら言った。
「アン。それなら大丈夫ヨ。もう一人バイト君入れたから」
奥から目を疑う人物が現れた。
「でっ!? 生徒会長の維鳴!」
「会長サマなら大丈夫でしょ~? 志望大学はもう決まってるらしくて、この一年は社会勉強するんですって~ンもうイケメン揃いで困っちゃうワ~」
悶え葛藤する店長に、二人はドン引き。
「でもなんでこんな所選んだんだ? 会長ならもっとビジネス系なとこ選べたんじゃ?」
「人の行き交いの激しいここが一番鍛えられるかと思ってね」
まあ確かに、別な意味でも鍛えられるような気もしないこともないが、明日に向けてある程度の業務を教え、二人は店を後にした。

