ドォォォォォンッ
銀のパンチは魔王の結晶に当たり、結晶は粉々に砕ける。
「呆気なかったねぇ。」
倒れる魔王にそう言って近づく凛妃。
「.....何かがおかしい。」
急にそう呟くのは蓮。
この時間なら華恋はもう大空の巫女を助けてるはず。
魔王はもう倒した。
でもこの物語はまだ終わっていない。
「っ、華恋!!」
華恋がいる方を見て叫ぶ光。
「やっと気づいたか。」
倒したはずの魔王が楽しそう笑いながらこちらを見ている。
「誰もこの物語を完結させることが出来ないのはこう言うことだ。」
不敵に笑う魔王はそう言って姿を消した。



