さっきまでののほほんとした空気とは裏腹にみんな真剣な表情で空気はぴんっと張ったような緊張感が漂う。
蓮が予知夢を見る時は決まって大きな出来事、事件が起こる時。
みんな真剣な表情で蓮を見つめる。
「何を見たの?」
私は緊張感が漂う空気の中で一番に口を開く。
「被害届けの事件のことだ。」
蓮の言葉を聞いてみんな各々表情を変える。
多分だけどみんな考えてることは同じだと思う。
「どこまで見えたの?」
みんなの疑問を口に出したのは凛妃。
私も同じことを思っていた。
見えている未来によって私たちの行動は変わる。
「事件は解決する。でもその裏で何か起きてる。」
「「「.......。」」」
その何かが気になるが見えなかったのだろう。



