この学園は普通じゃない。〜いけめん☆すーぱーらいふ〜



「本の世界ぃ〜?どーいうことだよ?」


銀はお手上げって感じでその場にゴロ〜ン。


少しは考えろ。

バカ銀。


無言で銀を睨む私。


「とりあえず、記憶見てみろ。」


蓮は至って冷静。


うん。

さすが会長。


「了解。」


私は私の腕に抱きつく凛妃を私から離し、地面に手を当てる。

不満そうな凛妃を無視して。


地面よ、アナタの記憶を少し見せて。


行方不明の生徒たちの姿が見える。

やっぱりここに来てるんだ。


「ありがとう。」


地面にお礼を言って立ち上がる。

そして、


「やっぱり居たよ。ここに行方不明の生徒がいる。」


私はみんなに告げる。


「よし。じゃぁ情報収集に....」


ガサッ


蓮の言葉を遮るように小さな音が聞こえる。


「「「「........。」」」」


みんなの顔つきが変わる。

寝ていた銀もゆっくりと体を起こす。


誰かいる。