「ここだよ。」 記憶で見た本棚。 その本棚と本棚の間にはあの本が.... 「うわ〜。なんか難しそうな本だな〜。」 「ちょっ、銀!!そんなに簡単に近寄ったら....っ!!」 私の忠告は遅かった。 もう時すでに遅し。 ふらふら近寄った銀は本から放たれる光に包まれる。 「っ、行くよ!!みんな!!」 私たちは私の声を合図に光の中へ飛び込んだ。