この学園は普通じゃない。〜いけめん☆すーぱーらいふ〜



「とりあえず、華恋。」


「はぁーい。」


蓮の合図により私は床に手を当てる。


図書室よ、アナタの記憶を少し見せて。


図書室が見てきた記憶が私の頭の中を流れる。


たくさんの生徒たちが行き交う。

その中に一人。


いた。

行方不明の生徒。


生徒は奥へと進んでく。


本棚と本棚の間に落ちている古そうな本。

その本が急に開いて....


光とともに生徒は消えていた。



他の時間の記憶も見る。


どれもあの本の前で消えている。



「ありがとう。」


私は図書室にお礼を言うと立ち上がった。