ちなみに生徒会メンバーが全員S級は珍しい。
そもそも中等部でS級が出ること事態珍しく、私たちは神世代って言われている。
「蓮!!起きてよ!!」
私はソファーから立って蓮の寝ている机に近づき蓮をゆさゆさ揺さぶる。
「んー、何だよ....。」
眠たそうに目を擦って顔をあげる蓮。
「何だよじゃない!!被害届け見た!!?もう動かないとヤバいでしょ!!?」
ふわふわとあくびをしている蓮に怒鳴る私。
コイツは本当に生徒会長なのだろうか。
もっとしっかりして欲しいものだ。
「.....被害届け?....あぁ見た。」
首をかしげて少し考えてから思い出したように頷く蓮。
見たって.....。
「この被害届け届いたの蓮が寝ている時なんだけど?」
そう、こちらの大量の被害届けは蓮が爆睡中に執行部が持って来た。
だから蓮が被害届けを見ているはずが.....
「予知夢か......。」
いつもおちゃらけている銀が低い真剣な声で呟く。



