この学園は普通じゃない。〜いけめん☆すーぱーらいふ〜




ギュッ


下を向く私を優しく抱き寄せる腕。


「大丈夫だよ。」


私を抱き寄せるのは光。


「うん。」


私は光の服を強く握る。


そして森岡キョーダイの声が止む。


「終わったよ?」


光の声を聞いてゆっくりと顔をあげる。


たくさん泣いたのだろう。

森岡キョーダイの頬には涙が流れている。

いっぱい、いっぱい。


森岡キョーダイはどうしてこんなに罰則シールを貼られても、痛さを知っていても問題を起こし続けるのだろう。

楽しいのもあるのだろうけど何か他の理由がある気がする。