「あっ!!華恋〜!!凛妃〜!!そっちはどーだったぁ?」
SUVARUの間から私たちを見つけたらしい昴流先輩が私たちに声をかけてくる。
あんなに人がいっぱいいるのによく私たちを見つけれるなぁ。
私は今、凛妃と一緒に見回り中。
昴流先輩も同じ班で私たちとは逆方向の見回りをしていた。
「大きな事件は特にありませんでしたぁー!!」
SUBARUの子たちに負けないように大きな声で答える私。
そうしないと昴流先輩に声が届かない。
「そっかー!!よかったぁ!!」
昴流先輩の安心したような声が聞こえる。
昴流先輩は私たちが見えてるみたいだけど私たちは人が多すぎて昴流先輩の姿が全く見えない。
「みんな〜!!くれぐれもハメ外し過ぎないでねぇ!!」
今度はアイドルみたいにみんなに話かける昴流先輩。
「「「は〜い♡」」」
キャッピキャピの可愛い返事。