この学園は普通じゃない。〜いけめん☆すーぱーらいふ〜





「S級がどーかしたんですか?」


「「っ!!?」」


きっ気づかなかった。


私と銀の後ろに立つ隆也くん。


執行部室に入ってくる音がちっとも聞こえなかった。


「あっ、早いね。隆也くん。」


「そーですか?」


ニコニコ笑う隆也くんの手にはいくつか飲み物がある。


「で、S級がどーかしたんですか?」


「へ?」


私の目の前にアイスココアを置く隆也くん。


わお!!

ナイスチョイス!!


「S級?.....あーS級ね。あのね....」


隆也くんに事件のことを話そうとすると.....


「おい。俺の奴も出せや。」


銀がそう言って遮っていた。


え?何で?