「じゃぁ、見せてねぇ。」 私は銀に触れる。 「....チッ。」 舌打ちする銀をガン無視して集中する。 この前の記憶。 チャコ事件の時の銀の記憶。 中等部、中庭。 横を歩く蓮。 ....いる。 怪しい人影。 銀の視界の右端。 何? 何してるの? 「っ!!?」 「おい!!?どーした!!?」 銀に触れる手を離して頭を押さえる私。 そんな私を心配そうに見つめる銀。