「ありがとう!!隆也くん!!よろしくお願いします!!」
ここは執行部室。
生徒会室ほどではないがかなり広くて高級感溢れる部屋だ。
「あー。だりぃー。」
こんな台詞を吐いてるのはもちろん銀。
「勉強する気ないならどっかいてよ。D級。」
「あァん!!?やってないだけだつーの!!やればS級だかんな!!?」
「.......はいはい。」
どこからその自信がくるか教えて欲しい。
銀は勉強したって無理だって。
D級のままだって。
叫ぶ銀を白い目で見る私。
「先輩方?イチャつくのはそこまでにして勉強始めましょう?」
「「イチャついてない(ねー)!!」」
隆也くんにビシッてつっこみを入れる私たち。
....あーこれはっ。
「真似しないでよ!!恥ずかしい!!」
「それはこっちの台詞だ!!」
真っ赤だ。
銀の顔は真っ赤である。
.....多分、私も。
「はは、本当に仲がいいんですね?」
「よくない!!」
「よくねー!!」
.....っ。
「あはははは!!」
隆也くんはしばらくの間腹を抱えて笑っていた。



