「うるせぇ!!バカって言うなや!!」
すっごい勢いで私に叫ぶ銀。
あーうるさい、うるさい。
「じゃぁ、そろそろ行くね!!頑張ってね!!」
ガチャッ
「あ。」
私と銀が口論を繰り広げている間に凛妃は生徒会室を出て行ってしまった。
私から漏られた『あ。』っと言う切ない一文字。
生徒会室には私と銀だけ。
「あー。勉強なんかやめちゃおーぜ。」
銀は手に持っていたシャーペンを放り投げた。
バシュッ
「......っ。」
つもりだったのだろう。
銀が放り投げたシャーペンは体術の能力によりパワーアップ。
銀はノーコンな為、物凄い勢いで私の顔目がけてシャーペンが飛んで来た。
そして私の顔の横をギリギリでかわして......
ドーンッ
壁に大きな穴が出来ました☆
なーんでシャーペンごときがこんな大穴を開けてるのだろう。
てか、あれ当たってたら確実に私はあの世行きだっただろう。