「おっおい。お前ら.....。てか、華恋....。」


うん!!華恋だね!!

ってうん?


何だか苦しそうな低い不気味な声が弱々しく廊下に響く。


なっ何?

今の声?


声のした方をゆーっくり見る。

そこにいたのは....


「あっ!!銀!!」


そこにいたのは苦しそうにうずくまる銀だった。


やっべー銀のことすっかり忘れてた!!


「てめぇ...犬の名前決める前に治せやボケ。........ポチ。」


すっごい私を睨みながらそう弱々しく言う銀。

顔はかなり怖いのに声がめっちゃ弱ってる。


てか....


「あはは!!何さりげなく自分の案言ってんの!!無難だね!!ポチって超無難!!」


私も無難な名前付けようと思ってたけどさ!!

ここまで無難とは!!


おかしくてひーひー言いながら銀を指差して笑う私。


てか、急にポチだけ言わないでよ!!

何かと思うじゃん!!