「朝ごはんが鮭だったから。」


「「.......。」」


みんな黙って蓮を見つめる。


うわー朝ごはんが鮭だったからって普通犬にしゃけって名前付ける?

名前を付けられた方が可哀想だよ。

もう少しいい名前を付けてあげようよ。


「いちご!!」


「千春ちゃん!!」


何か思ったのだろう。

凛妃と光が急に叫ぶ。


うん。蓮よりはちゃんとした名前だけど.....。


「凛妃、いちごって凛妃が好きな食べ物じゃん。まー可愛いけどさ。ある意味蓮と同レベだよ。光に至っては......」


私は凛妃を見た後、今度は光を見る。

ニコニコと笑ってらっしゃる光。


「そー女の子の名前。結構可愛い名前でしょ?さっき喋ってた子のなんだぁ。」


「はー。」


だと思いましたぜ。光さんよ。


「犬の名前は私が付ける!!アンタたちに頼んだらろくな名前付けそうにない!!」


私はそう叫んで犬を見つめる。


うーん。

何がいいだろ?

ここは無難に.....