「おぉ!!来た来た!!凛妃と野良犬!!」
楽しそうにそう言って構える銀。
はー、本当コイツバカ。
「乱れろ。」
銀の体から流れる音を私の音で乱す。
「てってめぇ....。」
苦しそうにその場でうずくまって私を睨む銀。
「終わったら整えてあげるからが・ま・ん!!」
「くそっ...。」
私は私を睨む銀を無視して集中する。
聞こえる。
野良犬の音。
今度こそ乱す!!
「乱れろ!!」
私の音は野良犬の音を乱して行く。
楽しそうな旋律から不協和音へ。
「くぅ〜ん。」
苦しそうにその場で止まる野良犬。
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