あぁ、ホントになんなのよコイツら!!


怒りで私の体が震える。


「頼むから冊子を作りなさぁぁぁぁーい!!終わらないでしょうがぁぁぁぁ!!」


全てを要約するとこうなった。

ソファーから勢いよく立って叫ぶ私。


「でも息抜きも必要だよ?ちょっと休もう?」


ソファーから立った私をそう言って可愛らしく笑い凛妃は座らせる。


....何か、違う気がする。


「ゆっくりやって行こうよぉ。時間はまだまだあるんだしぃ。」


光も休もうと言ってにっこりと微笑んでいる。


....いや、学園祭まであと二週間しかないんですけど。


「つーか、執行部にやらせようぜ。なぁ、蓮?」


「ん。あぁ。そーだな。」


銀に話を振られて目を覚ます蓮。

かなり適当に話を返してる感じから話を聞いてなかったことがわかる。


....まー寝てたしね。


「じゃ、執行部に任せちゃう?って....これは執行部が余りにも忙しそうだから引き受けた仕事でしょう!!?」


私はみんなに叫ぶ。


隆也くんが今もいないから執行部はうまく仕事が回っていない。

ので、この学園祭の準備はうまく動くことができないのだ。


だから私が手伝おうと思って引き受けた仕事なのに....。