「任せてください。華恋を手放すつもりなんてありません。」


無表情な中にもどこか熱さを感じるその瞳。

その瞳を見てますます嬉しそうに笑う中等部校長。


「任せたよ。華恋のことは保留だ。」


手放さない。

華恋に例えどんなことがあっても絶対に離さない。

守ってみせる。


俺の、俺たちの大事な人なのだから。