「緊急非難警告!!生徒はただちに避難せよ!!」 華王学園の生徒会や執行部は忙しそうに動き回っている。 誰がこんなことを予想しただろう。 今、自分の目の前の光景が信じられなくて息を飲む。 赤く染まる華王学園。 逃げ惑う人々。 火竜は無事誕生した。 しかし火竜の力が余りにも大き過ぎて制御不能になってしまったのだ。 火竜の暴走。 悲惨な光景。 たくさんの人が火竜の前で倒れて行く。