「あーやっぱダメ。」
そう言って力なくしゃがむ光。
光は能力を使い過ぎると体に力が入らなくなってしまうのだ。
そんなに体は強くないのに能力が高い分、無茶をするから心配だ。
「もー無理しない。ちょっと休む?」
私は今度こそ本当に凛妃を私から離して光と同じようにしゃがむ。
「やっさしーなぁ。華恋は。」
ギュッ
妖艶に微笑み私に抱きつく光。
はい、心配して損した。
「離れ..「離れろよ。」
私たちの上からドス黒いオーラを感じる。
私の台詞に被せて喋り出したのは凛妃。
物凄いドス黒いオーラで私たちを見つめている。
出ました。
腹黒凛妃。
可愛い癖に怒るとこーなるのよ。



