『させない。』


どこかで聞いたような優しい声が私の中で鳴り響く。


昴先輩と封印の能力の激しい攻防。


プチンッ


何かが切れた感覚。


封印が溶けた。


『華恋.....ごめんね。』


またあの優しい声が聞こえる。


パァァァァァッ


大きな力が私を包む。


そして私の中にある記憶が流れ出した。