「先輩、見すぎだと思います。」


「いや、よく働くなぁーと思ってね。」


ぼけーっと隆也くんを見てる私。

隆也くんは忙しそうに執行部に指示を出していた。


なんとか執行部のおかげて生徒の非難は無事完了した。

あとは蓮の予言通り昴先輩が私のもとに訪れるのを待つのみ。


「はぁ。先輩は一応狙われているんですよ?危機感を持ってください。」


隆也くんはため息をしながら私の横に立つ。


ここはとある中等部の教室。

生徒会室だとわかりやすいからここに来た。

中等部校舎の至るところに執行部がいる。