この学園は普通じゃない。〜いけめん☆すーぱーらいふ〜




「華恋ちゃんはどこまで知っているのかな?」


昴先輩が優しく私の頬を撫でる。


あれ....。

体がふわふわしてきて....。


自分の体じゃないみたい。

見てる景色にリアルさを感じない。

自分がまるでこの場に関係ない第三者になったみたいで。


「火竜について....。」


妖艶に微笑む昴先輩。


「あ....」


「華恋!!」


バンッ


勢いよく扉を開いたの光。


グイッ


そのまま私の腕を引いて昴先輩から私を離す。


「....行くよ。」


光は私の腕を引いて個室から離れた。


何も言わずに昴先輩は私たちを見ているだけだった。

にっこりと微笑んで。