この学園は普通じゃない。〜いけめん☆すーぱーらいふ〜




「その火竜を封印されたと思われる一人が中等部校長なんです。」


「.....。」


確かにうなずける話だ。

中等部校長は記憶と増加の能力者だった。


いや〜。

面白い話を聞いたなぁ。


「ありがとう。隆也くん。」


ガタッ


私は分厚い竜の辞書を持って勢いよく立つ。


「いいえ。先輩のお役にたちそうですか?」


「うん!!」


「それはよかった。」


隆也くんって本当に年下に見えない。

大人すぎじゃない?


「ありがとう!!」


私はもう一度隆也くんにお礼を言って歩き出した。


早く誰かに教えよう。

そしてこの分厚い辞書を片付けよう。