真剣に山を登り続ける。 時々、振り向いてくれる。 「大丈夫か?」 「足、痛くないか?」 「休憩するか?」 その顔が、やっぱり教師の顔をしていて、ときめいちゃう。 私は、旦那様としての先生にも恋しているし、教師の先生にも恋をしている。 卒業した今でもね。 「お、聞こえるか?滝の音だぞ」 「うわぁ~!本当だ!もうすぐだね」 「あと少し、頑張ろう」 汗が額から流れる。 真剣にただ歩くって、最近なかった。 山登りに来て良かった。