次に目を開けたとき、私の中に飛び込んできたのは"白"だった。


「玲菜!!!」



そして、そのあとに飛び込んできたのは、自分の名前を呼ぶ"声"だった。




私の名前を呼んだのは"新しい母親"だった。

瞬時に、一番最初の母親―命と名前をもらった女(ひと)―の顔に浮かぶ、迷惑そうな表情がよみがえった。


笑わなくちゃ、

謝らなくちゃ、

どうしよう、嫌われる、



―――ステラレル―――


そう、おもった。