「それじゃあ、紹介するわね♪」 俺が座ったことを確認して話始めるかーちゃん。 「玲菜、左が悠真、12歳の6年生よ。そのとなりが拓真で、8歳の2年生」 かーちゃんが先に俺たちを紹介する。 だけど、俺ははやく、コイツの正体が知りたかった。 俺の居場所をとろうとしているかもしれないコイツの。 かーちゃんが俺たちのことを紹介したのにもかかわらずニコリともせず、無表情で静かに座っている、コイツ。 「よし♪悠真、拓真?この子は…」 前の少女を観察していた俺に衝撃的な言葉が投げられた。