いつの間にか、辺り一帯が夕暮れになっていた。


 安全運転を心掛け、永田町へと戻る。


 ずっと岩原は小切手を入れたカバンを持ち、ノートパソコンで作業しながら、同時にスマホも使っていた。


 忙しい人間なのだ。


 何かしらキナ臭いのに変わりはなかったのだが……。