やはり自滅へと向かうのか……?


 それとも自分のグループと社自党藤井派、それに鶴岡グループの一部を取り込んで、政界において第三局となり得るのか……?


 俺もよく分からないまま、ずっと岩原の運転手を勤め続けていた。


 国会内では多数の議員たちが待機している。


 各議員の事務所では秘書などが電話応対をしたり、次期選挙の政策を考えるため、パソコンに向かいいろんな物を作ったりしているようだった。


 大抵、議員本人の仕事は予算委員会などでの質疑応答や、本会議での採決などが主体で合間を縫って地元に戻る人間も大勢いる。


 さすがに選挙で落選すれば、再起を図るまでに三年や四年などは掛かるからだ。


 選挙の達人と呼ばれる岩原は自分の側近たちを可愛がっているのだった。


 選挙運動などでも必ず応援に来る。


 三年前の総選挙の際も今の一年生議員たちの応援に回った。


 だが選挙で勝利し、大量の議員たちが当選しても、永田町はそう変わったわけじゃない。