ただ、現時点で岩原に付いていくのは衆参合わせて二十人ほどで、社自党藤井派と合わせてもそう多くは集まらないだろう。


 せいぜい四十人規模ぐらいの中政党が誕生するぐらいだ。


 近々旗揚げするらしい。


 その際、次期衆院選の政権公約も発表するつもりでいるようだ。


 俺もどうなるか分からなかった。


 この車はあくまで新民党の党本部から貸された公用車だ。


 もちろん継続して岩原が使い続けるかもしれないが、肝心のドライバーはどうなるのか分からない。


 それに俺も運転手を解雇され、別のドライバーが岩原の運転を担当するかもしれなかった。
 

 鶴岡との電話を切った後、持っていたスマホをスーツのポケットに仕舞い込んだ岩原が口を開く。


「堀原、今から永田町に向かってくれ。議員会館内の鶴岡事務所で鶴岡先生とお会いして、離党と新党への参加を呼びかける。急いでくれ」