俺もタブレット型のパソコンなど、一部のハイテク機器には付いていけてない。


 まあ、そういったものが出回るのが時代の流れと言えば、それまでだろうが……。


 下手すると、車などよりも返ってそっちの方が大事かもしれない。


 車は単に一移動手段に過ぎないのだし……。


 なくて困るわけじゃないのだから……。


 一月半ば過ぎに藤井を乗せて都内の道路を走っていると、いきなり、


「堀原、事務所にいる石松に会うから、永田町に戻ってくれ」


 と言い出した。


「また秘書の方にご用件でも?」


「ああ。大事な話がある。今から戻れるか?」


「ええ、大丈夫ですが」


 一言言って、車を永田町の方向へと走らせる。


 俺も気にしていた。