そして新党や新会派などを作った人間たちが次々と失敗していくのを目の当たりにしていたのである。


 一体どんな意図があって、岩原は藤井と組み、新党結成に走ったのだろうか……?


 分からない。


 だが、一つ言えるのは岩原の傲慢さが仇に出る可能性が大だということである。


 常に自分のことしか考えない。 


 そんな人間が作る新党など、掛け声倒れのようなものである。


 やがてものの二十分ほどで永田町に辿り着いた。


「堀原、しばらく待っててくれ。今から新党の大事な勉強会がある。正午には終わるから安心しろ」


「分かりました」


 頷き、エンジンをオンにしたまま待ち続ける。


 冷える朝だ。


 俺もずっと一日中ハンドルを握りっぱなしである。