無党派層がこれだけ多いとなると、どの党もその票を取り込むことが必要になってくる。


 国民が政治に関心を示さないということだろう。


 首長連合も動いていた。


 党首の村井和雅(かずまさ)は岩原が結党した新党と同じく、票固めで全国を遊説し続けている。


 新民・社自の二大政党に挟まれた新党は支持基盤がない。


 だから風で戦うしかなかった。


 だがそうも行かないだろう。


 国会議員という職業は地方の市町村議会や県議会の議員たちと同じく、とても難しい。


 何かがあれば、すぐに現地に出向いたりするのだから……。


 それに国務大臣などを除けば、地味にやる議員の方が圧倒して多かったのだし……。


 岩原はいずれ結党後に身辺が安定すれば、全国行脚するようだ。


 そういったときは飛行機や新幹線、高速バスなどを使うだろう。


 その間、俺の勤務はなくなる。