「よし、スクラップ捨てろ!」



「了解!……“写真”。そうか、その手があったか!」



「耳元で叫ぶな!」



スクラップをクシャクシャに丸めて、私は恵央斗の足元に正座。



「もし今度、純平からメールが着たら、私にも教えて?助けてあげる」



「出来んのかよ」



「任せなさい!」



私は恵央斗を出しにするCDジャケットの純平を見ながら、ニヤリと笑みを浮かべた。