旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】

「事務所より、アリスに話すべきだろ」



「そりゃそうだけど、何か一言、掛けてくれば良かったじゃねぇか!」



「たまたまホテルが被ってただけで、俺らは会ってない。けど、アリスに誤解されたら困るだろ。
俺には…、俺にはアリスしか居ねぇんだよ――ッ!!」



「……っ……」



頭上から聞こえるのは、間違いなく恵央斗の声。

妬いて、信じ切れずにないた自分が情けない。

…私、愛されてる…。