旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】

「アリスちゃん、腹でも痛いのか?」



「え?痛くないよ」



無意識に手を添えてたみたいだ。

重箱の蓋や箸を落としたり、普段はしないようなヘマを繰り返しながら、昼食の準備は完了。



「さ、どうぞ」



「アリスちゃん。無理しないでくれ」



「無理なんてしてない。まだ事実かもわからないのに」



「事実だったら、どうするんだ」



「……」



TAKUMAの口から聞きたくなかった台詞に、何も返せない。

メンバーである人から、仮定するような発言。