旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】

妻としては、まだまだだった。

家事さえこなしてれば……そんな甘えが、どこかにあったのかも。



「――アリスっ!!」



「事務所に用があるだけ!」



免許証の入った財布と、キーケースを持ち、家を出た。

車で事務所に向かう途中、コンビニで便箋と白い封筒を買った。



「あれ?アリスちゃん、どうした?」



「ちょっと、やり残しの仕事があっただけです」



他の部の人と会い、適当に交わしてコレオグラファー部へと入る。