旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】

振り返り、間抜けな顔してる私に、恵央斗は「早くしろ」と言う。



「15時ですけど」



「ご馳走か。悪いな」



心を込もらない、言葉に私は「また来週ねー」と、ドスンドスンと足音を起てながら、家を出た。

あいつはもう少し、人に対する感謝について、勉強をするべきだ。

しかし、外に出て叫ばなくて良かった。

数人のマスコミが、恵央斗を出待ちして居た。