旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】

沢井さんに肘でつつかれながら、チラッとこちらを向いた衛にブーイング。



『あ、あー…そろそろ唄う時間かな?』



『俺の喜びの声を伝えさせろ!』



ブーイングに焦ったのか、衛は話を逸らそうとするも、恵央斗が前に出て来た。

悲鳴に混じり、“おめでとう”と言うファンからの声も聞こえる。



『――愛してる』



キャラじゃない事を、バッチリこちらを見て言った恵央斗。