旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】

「はぁ…、高いよこれ…」



聞いていたマンションの駐車場の15番のスペースに車を停めて降りて見上げるも、天辺が見えない。

高いのは値段だけじゃない。

合鍵でエントランスを先ずは抜ける。

場違いなジャージ女が居てはマズイ。

駆け足で乗り込み、10階の1001号室へ。

角部屋とか絶対に広い。

最上階の25階だったらもっと広いだろうけど、高所恐怖症だから、絶対に来なかった。