中学生の彼女に、事務所で対面した時はかなり緊張したっけ。



「自分に自信を持つのは構わないけど、人を憎むのは止めた方が良いわ。特に、自分より力のある人間にはね」



沢井さんには、素直に頷いて見せた彼女だが、恵央斗には「出て行くつもりも、許すつもりもない」と言う。



「釜田さん」



「私は恵央斗が好きなのっ!!」



沢井さんが間に入ろうとすると、芽衣子さんは気持ちを叫んだ。