「…恵央斗はいつもそう。私のせいにばかりして」
「俺がお前に何かしたか?してねぇのに、責められる覚えはない」
「――留学を決めた理由、何でか知ってる?」
「また掘り返すのかよ…」
「私は、止めて欲しかった。もしくは一緒に来て貰うか、応援するか反応を見たかった。けど、“もう聞いた”ってそれだけだった」
弱々しい声になった彼女に、恵央斗は表情を微塵も変える様子はない。
「俺がお前に何かしたか?してねぇのに、責められる覚えはない」
「――留学を決めた理由、何でか知ってる?」
「また掘り返すのかよ…」
「私は、止めて欲しかった。もしくは一緒に来て貰うか、応援するか反応を見たかった。けど、“もう聞いた”ってそれだけだった」
弱々しい声になった彼女に、恵央斗は表情を微塵も変える様子はない。

