旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】

また今日も暮れて行く夕陽を窓から見つめながら、深い溜め息。

痛むお腹を擦れば、気休めのように少し和らぐ。

コンビニで買った簡易の充電器で充電した携帯の電源を入れてみれば、沢井さんからの着信やメールがたくさん。

…3日間、放置してたもんな。

≪ご心配をお掛けしました。私は大丈夫です。≫

恵央斗が帰って来る今日、沢井さんに甘える気分ではなかった。