―――3週間後、恵央斗のツアーラストの日が来た。 ビジネスホテルに閉じ籠ったまま、時間だけが過ぎて居た。 マンションに戻った時、恵央斗はどうするだろう。 喜ぶか、怒るか。 喜び、婚約者と言った彼女と暮らす夢ばかり、見てしまうけど。 その度に、胃に激痛が走ってしまう。 そろそろ病院に行かないと、限界で。 一旦、チェックアウトをし、私は荷物を手に病院へ出向いた。