旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】

皮肉ってるようにも思うけど、徳馬の言ってる事は、間違ってない。



「今かー…」



「でもさ、訊くのは止めねぇよ?聞いてスッキリするのもありだ」



「うん…」



フムフムと頷きながら、頬を膨らませる。

スッキリしたいのは山々なんだけども、拗ねて関係が悪化するのも嫌だ。

お小遣いをせびる徳馬に3千円を渡し、携帯と対峙する。



「少ねぇ!」



…私にお金はない!!