旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】

「恵央斗君、久しぶりだね。
いつも見てるよ。生で見ても変わらないな」



「そんな事ありませんよ」



身長が高い事はわかるものの、顔を確認する事が出来ない。

立ち上がり、パパの後ろに回る。

どうせ、大した男ではないと思ってた。



「……はあっ?」



「え?何か顔に付いてますか?」



「“ENATO”だ。恵央斗…ENATO……タラシ!!」



「アリス!」



…有名人になってるよ。