「はぁっ、はっ・・・・!」
シアンはがくんと膝をついた。
額から首筋へと、汗がつたう。やはり声まで聞き取るとなると、体力を使ってしまう。
「大丈夫ですかシアン様!?」
リリィが驚いて声をあげ、肩を支えてくれた。
シアンは頷き、リリィに微笑みかけた。
「うん、大丈夫よ」
シアンが落ち着くと、レオンがひょいっとこちらを覗き込んで訊ねる。
「場所はわかったか?ずいぶんと感情が乱れていたようだが・・・
何か危険でも迫っているのか?」
レオンの言葉にシアンはびくっと耳を動かした。
危険。その言葉にシアンの心に不安がじわじわとせりあがる。
シアンはばっと立ち上がって地面をさした。
「地下よ!地下にノエルたちがいるんだけど・・・ノエルが拘束されてて、
もしかしたら殺されちゃうかもしれない!私達もまた狙われてるかもしれないわ!」
シアンがいうと、驚いたように二人は目を見開いた。
けれど、レオンはすぐに冷静な顔になる。
「地下へ急ごう。向こうから行けるはずだ。」

